バンブーキッチン

「このあたり山も荒れて 竹がはびこっています。
その竹を生かして竹飯 竹食器を作ったりするのです。竹をきちんと管理して
荒れた土地に広葉樹を植えて森を再生しょうと思っているんです。」
という言葉をきいたことがあります。また竹取物語の冒頭に
野山にまじりて竹を取りつつ、よろづのことに使ひけり。
とあります。今は昔、竹取の翁といふものありけり。ではじまっています。むかしむかしではなく
今も竹をよろずのことに使いなさい。というメッセージがきこえてきます。
バンブーキッチン  ゼロエミッション キッチン

むかし、京都のまち交流館にて起業セミナーで これから「竹のある暮らし展」を開催します。と

発表したあと 京都駅までクルマで送っていただき 上の子が伏見工業高校の1年生だったとき

夫が事故で亡くなって、5人の子どもをシングルマザーで育て上げたKさんによれば

2階の台所から外を見ると両サイドから竹がしなやかに風に揺れる家に住んでいたせいか

竹に馴染みがあり、竹を使って作業所を運営したい。一緒にやろうと声をかけていただきました。

 今もコラボしていただける方を募集しています。

企画の背景
 南アメリカのアンデス山脈の赤道に近い 熱帯雨林の村の人たち
不老長寿で有名なビルカバンバの人も竹の上で寝ていたということですが
 淀川のうなぎを釣り方は 竹筒を川底に置きます。うなぎが竹の空洞を寝床にします。
そして翌朝 漁師がそっと竹を引き揚げます。竹は人間とDNAが近いですし
体にいいことはまちがいありません。またビルカバンバの
人たちはいい水を飲んでいたという研究報告もあります。
インバウンドの旅行者が増えてホテル不足になっています。また
日本の食文化への関心が高まりつつあり
和食 日本の家庭料理を学びたいという観光客が増えています。
企画の意図
竹で企業のノベルテイグッズや観光のお土産をつくることは
竹林の消費を増やし 放置竹林や里山整備 森林保全活動に必要な資金を作り出すことに
つながります。竹林整備は環境への貢献もあることから 広く貴重な資源として訴求していく
ことが求められます。
料理教室では
調理器具をすべてそろえられると作り甲斐がなくなります。
手作りのお箸やコップも参加者が作ります。
(付記)
 竹製品は便利なプラスチックが登場し 使われなくなってきました。
そのプラスチックですが
1950年代には、プラスチックの製造量が年間200万トン、今では4億トン
になったそうです。プラスチックが自然環境に悪影響を及ぼしています。
ペットボトルが退化するのには 最低でも400年かかるといわれています。
私たちが今消費する食べ物や飲み物が、何世紀にもわたって環境を汚染していくのです。
実際にプラスチックは、私たちの地球をとてもスペシャルなものにし続けてくれた植物や動物を殺しているのです。
ちなみにイギリスで釣られる魚の3分の1が、プラスチックの痕跡を残しているそうです。
ペットボトルやラップ、スーパーやコンビニのお弁当容器 やレジ袋など。もはや普段の生活で 
プラスチックのない状況なんて、考えられないのではないでしょうか。私たちが毎日使う身近な素材のプラスチックは、
土にも水にも還りません。ヴィヴィアンはプラスチックを極力使わない努力をするよう呼びかけており、
ついにヴィヴィアンのスタジオではプラスチックを一切禁止になりました。ミック・ジャガーの息子であるジェームズ・ジャガーが主催の、海の保護を目的とした「プラスチック・ゼロ」や、スーパーマーケットの1列をプラスチックフリーにすることを目的とした「プラスチック・プラネット」とともに、プラスチックゼロを可能とすることを呼びかけています。 
(PLASTIC PLANET )
企画の内容
竹製品を活用した料理教室を開催します。
竹筒羊羹や竹のおろしで だいこんおろしを作ります。
竹という器を多面的に見ることで料理人としての視野も広がります。
おもな顧客はPLASTIC ZERO PLASTIC PLANET 関係者です。
企画の成果
バンブーキッチンで全国の放置竹林の
活用がすすみます。地元独自の食材を使った
バンブーキッチンの自然で新鮮な味は 観光客のリピーターに結びついていきます。
関係者だけで観光コンテンツを作るのではなく
住民が楽しめる取り組みで観光産業を盛り上げます。